「池にヤゴがいますよ」と、職員が教えてくれました。早速ビオトープ池に行ってヤゴを探していると、「何してるの?」数名の子ども達が集まってきました。「ヤゴ(トンボのあかちゃん)がいるんだって。どこにいるのかな?」「一緒に探したい」集まった子ども達とヤゴの捜索が始まりました。しばらく探していると2~3匹見つかり、池の中の落ち葉の下などにいることが分かりました。よく見るとヤゴの形や色、大きさが違います。「これはギンヤンマだと思う」「2回くらい皮を脱ぐんだよね」「へぇ、そうなんだ」まるで昆虫博士のように、虫に詳しい子ども達が教えてくれました。
ビオトープ池が完成してから、まもなく1年になりますが、放したメダカが卵を産み稚魚が泳いでいたり、今回のヤゴのように自然の中で新たに生息し始めた生き物もいます。人工的に造ったビオトープ池ですが、徐々に自然の一部になってきているように感じ嬉しく思います。子ども達には、こうした身近な自然環境に関わりながら、これからも知的好奇心を高めていってほしいと思います。

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